蜂毒療法(アピセラピー)とは?効果とリスク

背景

アピセラピーは、蜂の毒だけでなく、はちみつ、花粉、ロイヤルゼリーなどの蜂製品を利用する代替医療の一分野です。歴史的には、カール大帝が自ら蜂に刺されて治療したと伝えられ、コーランにも蜂が産む液体の医療利用が言及されています。

利用目的

蜂毒には抗炎症作用があるとされ、アミン、酵素、ペプチドなどが含まれ、関節リウマチ、腰痛、湿疹、ヘルペス、多発性硬化症、乾癬、片頭痛などの症状に効果が期待されています(米国がん協会の情報)。

投与方法

従来は生きた蜂に刺させて患部に毒を注入しますが、クリーム、軟膏、または注射剤としても使用できます。投与後は炎症、疼痛、紅斑、痒み、腫脹が起こることがあります。

有効性

多くの主張は逸話的で、信頼できる臨床試験は限られています。1988年にギリシャ・テッサロニキ大学でラットに対し抗炎症効果が報告された一方、2005年の『Neurology』誌に掲載された研究では多発性硬化症患者に有意な効果は認められませんでした。

注意点

蜂毒やその他の蜂製品は、蜂刺されに対するアレルギーや免疫力が低下している人にとって致命的になる可能性があります。アピセラピーだけに頼ると、実証された治療法を避けることになり、死亡リスクが高まる恐れがあります(米国がん協会)。

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