自己催眠でPMS(月経前症候群)を和らげる方法
月経前症候群(PMS)には、痛み、膨満感、抑うつ、気分の変動などがあり、月経の1〜2週間前に現れます。原因ははっきり分かっていません。症状がひどい人もいれば、軽い不快感だけの人、全く症状が出ない人もいます。鎮痛剤や利尿剤で対処する方法もありますが、薬に頼らずに症状をコントロールしたい女性の間で、自己催眠が注目されています。
PMSのコントロール
催眠とは、声や対象に意識を集中させることで深いリラックス状態に導く技法です。自己催眠では、音声や映像のテープを使ってリラックス状態へと導きます。ガイド付きの誘導は、初めて自己催眠に挑むときや疲れているときに便利ですが、必ずしも必要ではありません。
2001年10月に『Western Journal of Medicine』に掲載された記事によると、ランダム化比較試験で催眠やその他のリラクゼーション法が痛みの緩和やストレス軽減に有効であることが示されています。これは単なるニューエイジ的手法ではなく、医師や心理士が心身相関を利用して患者にリラクゼーション技法を指導している実例です。
イメージとアファメーションの活用
自己催眠は瞑想に似ており、身体をリラックスさせ、ストレスホルモンを減少させ、エンドルフィン(快感を司る脳内物質)の分泌を促します。イメージングでは、雲の上や楽園の島など、リラックスに導く光景を思い描きます。
PMSに対しては、暖かい砂浜に立ち、波が体に打ち寄せるたびに痛みやストレスが海へ流れ去る様子をイメージすると効果的です。
イメージと合わせてアファメーション(肯定的な言葉)を用いることで、新たな自己イメージを植え付けます。たとえば「私は素晴らしい人間だ」「ストレスにうまく対処できる」といったフレーズです。繰り返すことで潜在意識がそれを受け入れ、ネガティブな感情が減少します。ただし、少なくとも自分の中で納得できる言葉を選びましょう。
セルフサジェッション
セルフサジェッションは、リラックスした状態で自分に対して具体的な提案を繰り返す技法です。たとえば「落ち着いている」「穏やかさを感じる」などのキーワードを用います。催眠前に、PMSに対してどのような変化を望むかを言語化し、テープに録音しておくと、車の中など意識がはっきりしているときでも簡単に再生できます。
このように、イメージ、アファメーション、セルフサジェッションを組み合わせることで、自己催眠はPMSの不快感を和らげ、日常生活の質を向上させます。
