サリチル酸を含む天然ハーブ

サリチル酸は水に溶けやすい化合物で、抗炎症作用と鎮痛作用があります。サリチル酸は植物に自然に含まれていますが、アセチルサリチル酸(一般にアスピリンとして知られる)の開発以降、天然のサリチル酸を用いた鎮痛はあまり利用されなくなりました。とはいえ、サリチル酸を含む植物は自然療法で今でも利用されています。

ヤナギ(Willow)

ヤナギはサリチル酸を含む最も一般的なハーブのひとつです。この植物は古代から熱を下げ、炎症を抑え、痛みを和らげるために使用されてきました。ヤナギから抽出された成分がアスピリン(アセチルサリチル酸)の開発につながりました。現在はアスピリンに置き換えられていますが、ヤナギはアスピリンが引き起こすことのある胃痛や出血のリスクが少ないとされています。

ポプラ(Cottonwood)

ポプラ(別名「ギリヤドの香油」)は、肺の疾患の去痰薬、喉頭炎の治療、関節炎や筋肉・関節の痛みの緩和に古くから利用されています。聖書に登場する「ギリヤドの香油」という言葉は、この植物の薬効に由来します。

ウツボグサ(Meadowsweet)

ウツボグサ(ミドウスイート)は、伝統的に胃の不調に用いられ、制酸剤としても使用されます。ウツボグサの茶は、発熱、痛み、関節炎など、腫れや軽い痛みを伴う症状の緩和に利用されます。ヤナギと同様に、アスピリンの過剰使用による胃痛を引き起こしにくい点が特徴です。

カバ(Birch)

カバの葉もサリチル酸を含み、代替医療では腎臓や膀胱の問題、特に腎結石の除去に用いられます。また、関節炎の炎症を抑え、風邪やインフルエンザによる軽い痛みや不快感の緩和にも利用されます。

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