ニーム(インドニーム)オーガニック製品の活用法
医療
東南アジアやインドの人々は、何千年もニーム(Azadirachta indica)を様々な病気や寄生虫の治療に利用してきました。樹皮、葉、種子、樹液すべてに強い抗菌作用があり、軟膏や浸出液として皮膚疾患や感染症、腫れの緩和に用いられます。かつてはハンセン病(レプロシ)治療にも使われ、「ピチュマルダ」(pichu=ハンセン病)というサンスクリット名もあります。マラリア対策としては、ニームとショウガ、コリアンダーを混ぜる伝統療法があります。食欲不振、赤痢、黄疸、蠕虫症の緩和にもニーム製品が活用されています。
害虫防除
有機栽培者はニーム由来の農薬を害虫防除に利用します。ニーム系農薬は害虫の摂食行動や成長サイクルを乱すことで、作物や他の生物に影響を与えません。また、害虫はニームに対して耐性をほとんど獲得しないため、長期間にわたって効果が持続します。
農業
ニームは農業でも有用です。通常、窒素供給のために尿素を土壌に撒きますが、未処理の尿素は急速に分解され、成長初期に窒素が過剰になります。尿素をニームでコーティングすると、窒素の放出が緩やかになり、成長期間全体にわたって植物に必要な栄養を供給でき、生産性が向上します。
スキンケア
ニーム葉エキスやニームオイルを配合したローション、石鹸、デオドラントは抗菌性があり、皮膚のバクテリアを除去します。その結果、かゆみ、ニキビ、乾癬などの症状が緩和されます。切り傷や打撲、創傷に直接塗布すれば、炎症や赤みを抑える効果があります。Azadirachtin含有量が1500 ppm以上の製品を選ぶと、品質の高いニーム製品を使用できます。
