ウコン(ターメリック)根抽出物の使用について

ターメリックはアジア原産のハーブで、インド料理に広く使用されています。ハーブ療法としては、ターメリックの根が4000年以上にわたり、古代中国やアーユルヴェーダ医学に利用されてきました。米国国立医学図書館は、いくつかの予備的研究はあるものの、ターメリックの効果を裏付ける十分な科学的証拠はまだなく、さらなる研究が必要だと警告しています。

消化器系

  • 伝統的なアジア医学では、重い食事や脂肪分の多い食事の後の消化不良や胃の不快感にターメリックを推奨しています。また、ヘリコバクター・ピロリ菌による胃潰瘍の治療にも効果があるとされています。2001年にタイ・バンコクのマヒドン大学シリラージ病院で行われた研究では、ターメリックカプセルを1日5回、2粒ずつ1か月間服用した患者が胃潰瘍の症状の緩和を経験しました。

がん

  • ターメリックに含まれるクルクミンは抗酸化物質であり、有害な毒素を除去すると考えられています。そのため、ハーバリストは前立腺がん、乳がん、皮膚がん、結腸がんの治療に根抽出物を推奨することがあります。2010年に米国ラトガース大学で実施された研究では、クルクミンが実験ラットの脳腫瘍および脊髄腫瘍の発生を抑制することが示されました。

心血管系

  • ハーバリストは、ターメリックの根が血管内のコレステロール蓄積を防ぎ、心疾患や脳卒中のリスクを低減すると主張しています。2009年にタイ・コーンケーン大学医学部で行われた研究では、クルクミンが心拍数を調整し、心臓への血流を改善することがマウスの実験で確認され、心疾患や心不全患者に有益な可能性が示唆されました。

糖尿病

  • 一部の自然療法医は、ターメリックが血糖値のコントロールを助け、糖尿病による合併症(例:網膜障害)を予防する可能性があると報告しています。2007年にインド・ハイデラバードのインド医学研究評議会栄養研究所で実施された研究では、クルクミンを8週間投与された糖尿病ラットは、投与されなかったラットに比べて網膜損傷が少ないことが確認されました。

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