皮膚感染に効くハーブとその研究結果
皮膚感染は主に細菌や真菌が原因です。リングワームや水虫、股部真菌症は真菌(ティーニア属)によるもの、カンジダ過剰増殖やヒトパピローマウイルスによるイボなどがあります。これらの感染症は、抗菌・抗真菌作用を持つハーブを用いることで予防・治療が期待できます。
ニンニク(ガーリック)
ベネズエラの研究者は、ニンニクから抽出した硫黄化合物「アジョエン」が水虫に有効であることを示しました。研究では、1%アジョエン溶液を7日間塗布した被験者の100%が完治し、テブジナフィン(ラミシル)を使用した94%と比較されました。
ティーツリー(マヌカ)
オーストラリア産のティーツリーは、テルピネン-4-オールや1,8-シネオールといった抗菌・抗真菌成分を含みます。特にイタリアの研究者は、テルピネン-4-オールがカンジダ菌の複数株を「in vitro」および「in vivo」で効果的に抑制することを確認しました。
ミルラ(ミルラ樹脂)
ミルラはセスキテルペン類を多く含み、抗菌活性が広く研究されています。エジプト・カイロ大学熱帯医学部のフィールドスタディでは、血吸虫症(S. haematobium、S. mansoni)患者1,000人以上に6日間ミルラ製剤を経口投与し、90日後の回復率はそれぞれ97%と96%と報告されました。また、Planta Medica(2000年5月号)では、ミルラのセスキテルペンが黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)とカンジダ・アルビカンス(Candida albicans)にも有効であると示されています。
