ヤロウの主な薬効は何ですか?
ヤロウに含まれる主な薬効成分
ヤロウは多様な有効成分を含み、消化器系の緩和や炎症抑制、抗酸化作用など幅広い薬効が期待できます。
アキレイン (Achillein)
平滑筋を弛緩させる鎮痙作用があり、特に胃腸の筋肉を和らげ、消化不良、ガス、疝痛(せんつう)などの症状を軽減します。
アンテミドリド (Anthemidolide)
抗炎症作用を持ち、腫れや痛みを和らげます。また、抗菌・抗ウイルス効果も報告されています。
アピゲニン (Apigenin)
フラボノイド系抗酸化物質で、細胞の酸化ストレスから保護します。さらに抗炎症・抗癌作用が期待されます。
β-カロテン (Beta‑carotene)
ビタミンAの前駆体で、皮膚・視力・免疫機能の維持に重要です。
カマズレン (Camazulene)
深い青色を呈する成分で、抗炎症・抗酸化作用があります。ヤロウの花の特徴的な青色はこの成分によります。
コリン (Choline)
脳機能や神経の健康に不可欠な栄養素です。
クマリン類 (Coumarins)
抗凝血・抗炎症作用を持ちます。
エッセンシャルオイル
α-ピネン、カンフル、ボルネオールなどが含まれ、ヤロウ特有の香りと風味を生み出します。
ハイパーシン (Hypericin)
セイヨウオトギリソウにも含まれる成分で、抗うつ・抗炎症効果が報告されています。
ルテオリン (Luteolin)
抗酸化フラボノイドで、細胞保護、抗炎症、抗癌作用が期待されます。
クエルセチン (Quercetin)
抗酸化作用に加え、抗炎症、抗ウイルス、抗アレルギー効果があります。
ルチン (Rutin)
血管強化と炎症抑制に寄与するフラボノイド配糖体です。
サリチル酸 (Salicylic acid)
アスピリンの原料でもある成分で、抗炎症・鎮痛作用があります。
タンニン (Tannins)
収斂性と抗菌性を持ちます。
このようにヤロウは消化不良、炎症、疼痛、不安、月経不順など様々な症状に対して伝統的に利用されてきました。
