前立腺がん治療後のPSA検査とフォローアップ
基本的な検査指針
前立腺がんの治療を受けた後は、腫瘍専門医が定期的にPSA(前立腺特異抗原)値を測定します。米国がん協会によれば、手術(前立腺全摘)後は2〜3か月でPSAは検出限界以下になることが多く、放射線療法の場合は2年以上にわたり徐々に低下します。放射線治療後に一時的にPSAが上昇することもあります。
PSA結果の解釈
治療後は数か月ごとにPSA検査が行われますが、単発的な上昇は必ずしも再発を意味しません。近年の高感度検査は極低濃度でも測定でき、微小な変動や偽陽性が生じやすくなっています。とはいえ、時間経過とともにPSAが持続的に上昇する傾向が見られる場合や、手術後にPSAが検出限界に達しない場合は、追加の生検、直腸指診、CTなどの検査結果と合わせて再治療が検討されます。
再発時のフォローアップ治療
PSAが緩やかに上昇(1年以上で倍増)している場合は、放射線療法単独や経過観察が選択されます。高齢や他の重篤な疾患がある場合は、症状の経過観察が中心となります。PSAが急速に上昇(3か月以内に倍増)する場合は、テストステロン産生を抑制するホルモン療法が第一選択となり、併せて化学療法の臨床試験に参加することもあります。中程度の上昇速度の場合は、放射線療法にホルモン療法を併用することが一般的です。詳細は担当医と相談してください。
