胸部椎間板ヘルニアの治療法

背景

胸部(頸部の下部から腰部の上部まで)の椎間板ヘルニアは、椎間板の外側が損傷し、内部の柔らかい髄核が突出することで起こります。胸部は脊髄を包む空間が狭く、突出が脊髄管を圧迫すると、麻痺など重篤な症状を引き起こす可能性があります(メリーランド大学脊椎プログラム)。

観察と安静

痛みが軽く、筋力低下やしびれがない場合は、医師は経過観察を勧めることがあります。数日間の安静を取った後、徐々に軽い運動を日常に取り入れる指導が行われることもあります。

鎮痛薬

市販の鎮痛薬で症状が緩和しない場合、医師は処方薬を含む鎮痛薬の使用を提案します。

エピデュラルステロイド注射

エピデュラルステロイド注射(神経ブロック)は、強力な抗炎症剤コルチゾンを少量、脊柱管内に注入する方法です。重度の痛みで手術が必要になる可能性が高いと判断された場合に限り行われ、痛み軽減は約半数の患者で効果があると報告されています(メリーランド大学脊椎プログラム)。

手術

手術を選択する場合、外科医は突出した椎間板組織を特定し除去します。場合によっては椎間板全体を摘出することもあります。手術には合併症のリスクがあるため、治療方針は医師と十分に相談した上で決定してください。

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