梨状筋症候群の診断方法

梨状筋症候群とは

坐骨神経は脊髄から出て、臀筋(大臀筋)を通り、各脚の後面へと走ります。臀部の一部を構成する梨状筋は大腿骨と骨盤を結びつける筋肉で、坐骨神経はその下を通ります。梨状筋が緊張、腫脹、痙攣すると坐骨神経が圧迫され、太ももの後面から足先まで痛みが放散します。主な原因は長時間の座位や外傷で、階段の上り降り、ランニング、歩行、座位などで症状が悪化します。専門的な手術でほぼ完治します。

診断のチェックリスト

  1. 臀部や大腿上部に痛み、しびれ、チクチク感がある場合は、梨状筋症候群の可能性を考慮します。特に臀部への軽度外傷歴があるときは要注意です。医師はしばしば椎間板ヘルニアと診断しがちですが、必ずしもそうとは限りません。

  2. 痛みが腰部まで上がる場合は、梨状筋症候群ではありません。梨状筋症候群の痛みは腰まで広がらないためです。

  3. 医師に「梨状筋症候群」の可能性を伝えましょう。坐骨神経痛(坐骨神経痛)と診断されやすい一方で、梨状筋症候群は認識が低いため、適切な治療が受けられないことがあります。

  4. 坐骨神経の状態を高精度で評価できる「磁気共鳴神経画像(MR neurography)」の実施を依頼します。通常のMRIでは神経組織が十分に映し出されません。

  5. MR neurography が利用できない場合は、通常のMRIやCTで鑑別診断を行います。腫瘍や嚢胞が坐骨神経を圧迫していないか、椎間板ヘルニアが原因でないかを確認できます。また、梨状筋の左右非対称性(肥大や萎縮)も画像で評価でき、梨状筋症候群の重要な所見です。

  6. 過去に腰部手術を受けたが、臀部や脚の痛みが改善しない場合も梨状筋症候群を疑います。手術失敗後は医師が話しにくいケースがあるため、患者側から積極的に提案することが重要です。

まとめ

梨状筋症候群は坐骨神経の圧迫による痛みで、正確な診断にはMR神経画像が有効です。症状が持続する場合は、上記のチェックリストを参考に医師と相談し、適切な検査と治療を受けましょう。

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