慢性・重度の腰痛の主な原因とは

背中の痛みは誰でも経験する可能性がありますが、特に腰部が最も一般的です。米国カイロプラクティック協会の調査によると、背部痛は医師受診の第2位の理由で、上気道感染症に次いで多い原因です。人口の約半数が毎年背中の問題に悩まされ、米国では年間約500億ドルが治療費に費やされています。背中は筋肉、骨、靭帯が複雑に絡み合う部位であるため、痛みは比較的起こりやすいです。慢性でも急性でも、原因はさまざまです。

炎症

関節炎は関節が炎症を起こし、腫れや疼痛を伴う疾患です。背骨にも関節炎は発生し、以下のようなタイプがあります。

  • 変形性関節症(腰椎)― 腰部に痛みが生じやすい。
  • 頸椎症(頸部)― 上背部に痛みが出ることがあります。
  • 仙腸関節炎― 腰部・仙骨付近に痛みを引き起こします。

筋肉・靭帯の損傷

過度の荷重や急激なねじれにより、背中の筋肉や靭帯が伸びすぎたり裂けたりすることがあります。これにより鋭い痛みが走り、特に重いものを持ち上げたときやコンタクトスポーツでの衝撃で顕著です。

変性

変性椎間板疾患は、椎間板の軟骨がすり減り、骨同士が直接摩擦することで痛みを生じます。痛みは通常は鈍く持続的ですが、急に悪化することもあります。

内臓疾患

体内の臓器の異常も背部痛の原因となります。特に腎臓は背部の下部に位置し、腎結石が移動すると側腹部から背中にかけて激しい疼痛が走ります。

腸閉塞(便秘)

大腸が便で詰まる便秘は、消化管だけでなく下部背部に圧迫感や疼痛を引き起こします。便秘の期間が長くなるほど、慢性的な背部痛になることがあります。

生活習慣・体型

座りっぱなしや肥満は慢性腰痛の大きな要因です。長時間座位が続くと背中の筋肉や靭帯がほとんど動かず、柔軟性が低下しやすくなります。また、腹部に余分な体重がかかると腰部の筋肉に過度な負荷がかかり、疼痛を招きます。妊娠中の女性も同様の理由で腰痛を訴えることが多いです。

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