膝上滑液包炎の治療法

膝上滑液包炎は、膝関節の上部にある滑液包(滑液が入った袋)が炎症を起こす状態です。過度の使用やストレス、外傷、細菌感染、変形性関節症などが原因となります。症状が出た場合は、自己管理と医療的処置を組み合わせて炎症と痛みを抑えることが重要です。

自己管理(セルフケア)

  • まずは膝を安静にし、足を高く上げて腫れと炎症を軽減します。

    足を上げた状態で、氷嚢や氷を入れたビニール袋をタオルで包み、1回20分程度を目安に1日4〜5回冷やします。

    次に、弾性包帯で膝を軽く圧迫します。圧迫により炎症が抑えられ、滑液包への刺激も減ります。

医療的処置(プロフェッショナル・トリートメント)

  • 数日経っても痛みや腫れが改善しない場合は、整形外科やリウマチ科の医師に受診しましょう。原因に応じた治療が選択されます。

    過度の使用や外傷が原因の場合、炎症を抑えるためにステロイド注射を滑液包内に直接行うことがあります。細菌感染が疑われる場合は、まず抗生物質で感染を除去し、ステロイドは使用しません。

    炎症が落ち着いたら、理学療法士の指導のもとリハビリを行います。膝に過剰な負荷をかけない動作の修正や、下肢筋力・柔軟性を高めるエクササイズで再発予防を目指します。

    滑液包内に大量の液体がたまっている場合は、穿刺(アスピレーション)で液体を抜き、炎症と痛みを軽減することがあります。

    上記の方法でも症状が改善しない場合は、外科手術で炎症を起こした滑液包を切除することが検討されます。

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