モートン神経腫の効果的な治療法
足の感覚を司る神経が、異常に腫れて良性腫瘍「モートン神経腫」になることがあります。主に第2・第3趾または第3・第4趾の間に発生し、足底部に焼けるような痛み、しびれ、チクチク感が現れます。原因は足のバイオメカニクスの乱れと考えられていますが、正確なメカニズムは不明です。
治療の基本方針
まずは足に負担をかけない生活習慣を整え、必要に応じて保存的治療を行います。症状が改善しない場合は医師の診察を受け、注射や手術を検討します。
保存的治療ステップ
足に合った靴を選びましょう。つま先に十分な余裕があるものが理想です。特に女性は締め付けの強いハイヒールを頻繁に履くため、男性の約5倍の罹患率が報告されています。
足への反復的な外傷を避けます。ジョギング中は、痛みが和らぐまで衝撃が少ないエアロビクスや水中運動に切り替えると効果的です。また、コンクリートやアスファルト上でのランニングは控えましょう。
運動後やハイヒールを履いた後は、靴を外して氷水に15分間浸すと腫れが軽減します。軽いマッサージも痛み緩和に役立ちます。
できるだけ足を休ませ、足を高く上げることで血流が改善し、症状が和らぎます。
イブプロフェンやナプロキセンなど、市販の抗炎症薬(NSAID)を服用して痛みと腫れを抑えます。
靴の中に小さなフォームインソールを敷いて前足部をサポートします。予算に余裕があれば、カスタムメイドのオーソティックでより確実なサポートが得られます。
上記の対策で改善しない場合は、整形外科医を受診しましょう。保存的治療が効果がなければ、ステロイドと局所麻酔薬を混合した注射が主な治療法となります。
早期に適切な対策を取ることで、モートン神経腫の進行を防ぎ、日常生活の快適さを取り戻すことが可能です。
