引っ張られた腱の治療ステップ
はじめに
腱は筋肉と骨をつなぐ組織で、筋肉が収縮すると骨を引っ張ります。運動やスポーツ、特定の作業を繰り返すことで、肘・肩・膝・股関節・首・指、さらには背骨まで、体の関節の腱が引っ張られる(損傷)ことがあります。治療は腱炎と同様に、安静、固定、冷却・温熱、薬物、リハビリ運動を組み合わせて行います。
必要なもの
- 関節用ブレース
- イブプロフェン(またはナプロキセン)
- 氷または氷嚢
- タオル(氷を包む用)
- 加熱パッド
治療手順
- 安静と固定:患部に負担がかかる運動はすべて中止し、可能な限りブレースで関節の動きを制限します。
- 抗炎症薬の服用:イブプロフェンまたはナプロキセンを1回2錠ずつ、4〜6時間ごとに服用し、腱が回復するまで続けます。
- アイシング:氷をタオルで包み、患部に直接当てます。15〜20分間圧迫し、炎症と腫れが軽減するまで3〜4時間ごとに繰り返します。
- 温熱療法:腫れが落ちたら、加熱パッドで患部を温めます。1日数回、腱が完全に治癒するまで続けます。
- ストレッチ:炎症が落ちたら、以下のように腱を伸ばします。
・関節が2方向に動く場合(例:膝):一方向にできるだけ伸ばし、15〜30秒保持。その後反対方向でも同様に行い、各方向で10回を3セット。
・関節が3方向以上動く場合(例:手首):左右それぞれ同様に伸ばし、同じ回数と時間で行います。痛みが出ない範囲で実施してください。
まとめ
上記のステップを順守すれば、腱の引っ張り損傷は数週間で回復することが期待できます。症状が改善しない場合は、整形外科医の診察を受けましょう。
