頸部神経根障害の治療
頸部神経根障害(頸椎椎間板ヘルニアなど)は、首の神経が圧迫されることで肩や腕、手に痛みやしびれが生じる状態です。まずは非外科的な保存療法が基本となります。
保存的治療
頸部を固定するために最も一般的に使用されるのは頸椎カラーです。カラーは首の動きを制限し、神経への刺激を減らすとともに、椎間板の炎症が沈静化するのを助けます。通常は1〜2週間装着し、長期間の使用は筋力低下を招く恐れがあります。
カラーは筋弛緩剤や抗炎症薬と併用されることが多いです。筋弛緩剤は頸部の筋緊張や痙攣を緩和し、ステロイド、アスピリン、イブプロフェンなどの抗炎症薬は神経周囲の腫れを軽減します。
症状が改善してきたら、理学療法が推奨されます。頸部の筋力強化や姿勢指導、低負荷の有酸素運動(ウォーキング、サイクリング、水泳など)により、再発リスクを低減します。
外科的治療
保存療法で効果が得られない稀なケースでは、手術が検討されます。椎間板や骨棘の除去、あるいは部分的除去が行われ、必要に応じて椎体の固定やインプラントによるサポートが実施されます。
