後脛骨腱断裂の治療法
後脛骨腱は足首の後ろ側に位置し、ふくらはぎの筋肉と足をつなぐ腱です。この腱が断裂すると、痛みや歩行困難が生じ、足の土踏まずが支えを失って偏平足になることがあります。治療は炎症の抑制、足のサポート、ふくらはぎ筋の柔軟性向上の3つの柱で行います。
炎症のコントロール
ケガが起きると炎症が起こり、治癒に必要な栄養が運ばれますが、過度の腫れは可動域を制限し、痛みや循環障害を引き起こします。まずは活動を中止し、安静にします。可能であれば、負傷直後から氷で20分間、2時間ごとに2日間冷やすと効果的です。足首を包帯で固定し、足を高く上げることで腫れを軽減できます。イブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)も腫れの軽減に役立ちます。
足と足首のサポート
体重を足首にかけられるようになったら、再度腫れが起きないように足首をしっかりと包帯で固定し、衝撃から守ります。また、足の土踏まずを支えるためにアーチサポートインソールを使用すると効果的です。特に糖尿病、肥満、高血圧などの基礎疾患がある方は変性疾患のリスクが高く、医師の診断と適切な治療計画が必要です。
治療法とリハビリテーション
断裂が大きい、あるいは完全に破れた場合は、慢性的な後脛骨腱炎を防ぐために手術が必要になることがあります。手術では損傷した腱を修復し、負荷がかかりにくい位置に再付着させます。手術後は理学療法でふくらはぎの柔軟性と足の可動域を回復させます。具体的なストレッチ例として、壁に向かってつま先を上げ、かかとを床につけた状態で足を伸ばす方法や、段差に立ちつま先でバランスを取りながらかかとを下げるエクササイズがあります。リハビリ中は運動後に足首を氷で冷やし、腫れを抑えることを忘れないでください。
