除脳姿勢(デセレブレート姿勢)の原因は?
除脳姿勢は、脳への適切な血流が確保できないことが主な原因で、重度の外傷や血管の狭窄、腫瘍などが関与します。血流障害により脳幹が機能不全に陥り、全身の筋肉が硬直した状態になります。
除脳姿勢の特徴
除脳姿勢は、体の筋肉が硬直し、腕や脚が伸びたまま、足の指が下向き、頭部が後方に反り返る姿勢です。特に手首や前腕が非常に固くなることが多く、片側だけに現れることもあります。重度の筋痙攣や痙縮が伴うことがあります。
脳損傷
最も一般的な原因は、外傷性脳損傷による脳幹の損傷です。外傷に伴う出血や、損傷後の脳浮腫が血流を妨げ、除脳姿勢を引き起こします。
腫瘍
原発性脳腫瘍(脳内で発生し神経系に広がる腫瘍)や、他の臓器から転移した二次性脳腫瘍、さらには脳幹部にできた腫瘍も除脳姿勢の原因となります。
脳疾患
肝性脳症は、肝機能が低下し血中のアンモニアなど有害物質が脳に蓄積されることで除脳姿勢を引き起こすことがあります。また、動脈の狭窄や閉塞による脳卒中(脳梗塞)も同様です。
低血糖性脳症
血糖値が極端に低下すると、意識障害や昏睡とともに除脳姿勢が現れます。この状態では筋肉の痙攣やけいれんも併発しやすくなります。
