パーキンソン病の筋力低下に役立つヒント
パーキンソン病は脳の神経細胞が徐々に失われる進行性の神経疾患で、運動機能や認知機能、全身の機能に影響を与えます。特に筋力低下は時間とともに悪化しやすく、バランス感覚や協調性の低下も伴います。介護者は、患者ができるだけ自立できる安全な環境を整えることが重要です。
サポート
手や腕、脚の震えにより歩行や食事、着替え、入浴が困難になることがあります。転倒リスクが高まるため、トイレや浴槽の近くに手すりを設置し、ベッドの横にも握りやすいバーを取り付けると、立ち上がりやすくなります。
転倒防止
カーペットは両面テープやピンで床に固定し、部屋の散らかりや余計な家具を取り除いて杖や歩行器の通路を確保します。筋力低下によりバランス補助具が必要になることが多いため、部屋と部屋の間の段差をなくし、手の届く位置に必要な物を置くことで、移動時の負担を軽減できます。
適応策
筋力が弱くなると、ヘアブラシや歯ブラシ、服の着脱に時間がかかります。太めのグリップの食器や歯ブラシホルダー、ボタンを押しやすくする補助具を活用しましょう。フォークよりスプーンを使用したり、ボタンをマジックテープに置き換えると着替えが楽になります。クリップ式のネクタイも便利です。
理学療法・作業療法のセッションは、筋力とバランスの維持に効果的です。柔軟性、筋力、協調性、持久力を高める運動を、主治医と相談しながら取り入れましょう。
