コレステロールの疎水性とは
コレステロールは体内で最も重要なステロール(ステロイドアルコール)であり、健康に不可欠です。水に溶けにくい疎水性を持ち、血中に過剰に存在すると心疾患のリスクが高まります(高コレステロール血症)。
定義
- 疎水性とは水に溶けない性質を指します。コレステロールは水に溶けにくく、血管内に蓄積すると血流を妨げる可能性があります。
主な供給源
- 体内(主に肝臓)は日々必要なコレステロールを自ら合成します。食事からの供給源は動物性食品で、特に飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を多く含むものです。
化学構造
- コレステロールは4つの疎水性リングと8炭素の炭化水素鎖、ヒドロキシ基、炭素間二重結合から構成されており、これが疎水性の根拠となります。
コレステリルエステル
- 血中のコレステロールは主にコレステリルエステルの形で存在し、自由コレステロールよりも疎水性が高くなります。エステルは細胞膜にはほとんど存在せず、細胞内でもごく少量です。
輸送
- コレステロールや他の脂質は血液中に直接溶けないため、胆汁酸に変換されるか、リポタンパク質というキャリアに結合して運搬されます。代表的なリポタンパク質は低密度リポタンパク質(LDL、いわゆる「悪玉」コレステロール)と高密度リポタンパク質(HDL、「善玉」コレステロール)です。
分解・排泄
- 疎水性の環構造を持つコレステロールは水と二酸化炭素に直接分解できません。そのため、過剰分は胆汁酸や胆汁塩に変換され、胆汁として体外へ排泄されます。また、一部は腸内細菌によって変化し、最終的に排泄されます。
