魚油サプリは高コレステロールを下げられるか?
魚油の効果
ヒト試験では、オメガ3を豊富に含む魚油の定期的な摂取がトリグリセリドとLDLコレステロールを低下させ、動脈硬化性プラークの蓄積を抑制することが示されています。心筋梗塞や不整脈、脳卒中のリスク低減にもつながり、最終的に死亡率の低下が期待されます。
米国人はオメガ6脂肪酸をオメガ3より約10倍多く摂取しています。オメガ6は「悪玉」脂肪酸で、コレステロール上昇やプラーク形成を助長します。一方、オメガ3は「善玉」脂肪酸で、体内でオメガ6と競合しながら代謝されます。したがって、オメガ6の摂取を減らすか、オメガ3の摂取を増やす(できれば両方)ことが理想的です。
薬より強力なサプリメントの可能性
ペンシルベニア大学の研究では、魚油と赤酵母米(レッドイーストライス)を組み合わせたサプリメントを服用した高コレステロール患者が、スタチン(例:ゾコール)を使用した患者と同等、あるいはそれ以上のコレステロール低下を示しました。
この研究では、サプリメント群には「1日の脂肪エネルギー比率を25%未満に抑える」ことや、週5回以上、30〜45分の運動を行う生活指導も併せて実施しました。
- LDLコレステロールは42%減少(ゾコール使用群は39%)
- トリグリセリドは29%減少(ゾコール使用群は9.3%)
使用上の注意点
- 魚油は出血リスクを高める可能性があり、特に脳出血や脳卒中の危険性があります。
- 魚油に含まれる水銀などの重金属汚染のリスクがあります。
- 血圧を下げる作用があるため、低血圧の人は注意が必要です。一方、高血圧の人には有益な場合があります。
- サプリメント市場は規制が緩く、品質にばらつきがあります。信頼できるメーカーの製品を選び、医師と相談してから摂取を開始してください。
