LDL(低密度リポタンパク)構造の概要
米国心臓協会によれば、低密度リポタンパク(LDL)は血流中でコレステロールを運搬し、高密度リポタンパク(HDL)と対になる存在です。LDLは動脈壁にプラークを形成しやすく、「悪玉コレステロール」と呼ばれ、心筋梗塞の原因となることがあります。
全体構造
LDLは名前が示す通り、脂質とタンパク質から構成されています。これらが球状の構造を作り、コレステロールの輸送体として機能します。
コレステロール搬送体
LDLの構造は、肝臓から体内の膜形成が必要な部位へコレステロールや中性脂肪(トリグリセリド)を運ぶ役割を果たします。
リン脂質単層
LDLの安定性は、単層のリン脂質によって保たれています。リン脂質はすべての細胞膜の主要成分でもあり、LDLはこの層でトリグリセリドの固体コアを保持し、効率的に輸送します。
アポリポタンパクB100
アポリポタンパクB100はLDL表面に結合するタンパク質で、細胞表面への取り込み(受容体結合)を可能にします。その正確な機能は完全には解明されていませんが、LDLの細胞取り込みに不可欠です。
LDLのサブタイプ
LDLは密度の違いで分類され、低密度のLDLは高密度のLDLに比べて冠動脈疾患のリスクが高いとされています。
