低HDLコレステロールのサインと症状
HDL(高密度リポタンパク)コレステロールは血中の余分なコレステロールを除去する働きがあります。総コレステロールは正常でも、女性で50 mg/dL未満、男性で40 mg/dL未満のHDLは、さまざまな健康リスクを高めます。低HDL自体に外見上の症状はありませんが、以下のような内部的サインや関連疾患が示すことがあります。
動脈硬化
- HDLが不足すると逆コレステロール輸送が低下し、酸化防止効果も失われるため、動脈硬化が進行しやすくなります。医師にHDL測定を依頼し、上昇させることで進行抑制が期待できます。
タンギア病
- 遺伝性の疾患でHDLが極端に低下し、5 mg/dL未満になることもあります。口蓋がオレンジ色になるなどの症状が現れます。HDLの定期的なチェックが必須です。
糖尿病
- 血糖管理が不十分だとHDLが低下しやすくなります。食物繊維(特に水溶性)を増やし、飽和脂肪酸の摂取を減らすことで改善が期待できます。
肥満
- 体重過多はHDL低下と相関します。適正体重を目指し、定期的な運動を行うと、10 mg/dL程度HDLが上がることがあります。
コレステロール検査
- 低HDLの確実な判断は血液検査です。HDLは総コレステロールの20%以上が目安です。40 mg/dL未満の場合は、食事や生活習慣の見直しで上げる対策が必要です。
