HDLが低い原因とは?
HDL(高密度リポタンパク質)は「善玉」コレステロールと呼ばれ、血管壁から余分なコレステロールを取り除き、動脈硬化や心筋梗塞・脳卒中のリスクを低減します。HDLが低いと、悪玉コレステロール(LDL)の影響を受けやすくなり、プラークがたまりやすくなります。理想的な血中濃度は、LDLが100 mg/dL未満、HDLが60 mg/dL以上です。
生活習慣がHDL低下に与える影響
- 肥満や2型糖尿病はHDLを大幅に減少させます。
- 運動不足(週5日以上、1日30分程度の有酸素運動が推奨)もHDL低下の要因です。
- 高血圧や喫煙はHDLを減らす要因となります。
禁煙、定期的な有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、スイミングなど)、体重管理はHDLを正常範囲に保つために有効です。
食事がHDL低下に与える影響
- オリーブオイル、ピーナッツ油、キャノーラ油などの一価不飽和脂肪酸はHDLを上昇させます。ただし、部分的に水素添加されたトランス脂肪酸は避けましょう。
- オメガ3脂肪酸(亜麻仁、サーモン、ツナなど)もLDLとHDLのバランスを整えるのに役立ちます。サプリメント(魚油・亜麻仁油)でも摂取可能です。
- 地中海式食事(果物、野菜、豆類、全粒穀物中心、赤肉・卵は控えめ、オリーブオイルと魚介類を適量)もHDLを高めます。 \n
- 炭水化物が過剰(全エネルギーの60%以上)になるとHDLが低下しやすくなります。米国農務省は性別・年齢に応じて1日5〜8食分の穀物摂取を推奨しています。
食品ラベルを確認し、トランス脂肪や水素添加油を避け、バランスの良い食事と適度な運動を組み合わせることで、HDLの正常化が期待できます。
