コレステロールを減らすには何ができるか?
コレステロールの適正値とその供給源
血中コレステロールは 200 mg/dL 未満が理想とされ、これを超えると心血管疾患のリスクが高まります。体内では必要な量だけを自ら合成し、200 mg/dL 前後に保てば自然に調整されますが、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を多く含む食品の摂取、運動不足、過体重などが過剰なコレステロール蓄積を招きます。
体内でのコレステロールの処理メカニズム
肝臓が中心となり、コレステロールの生成・再利用・排泄を調整します。過剰なコレステロールは肝臓で胆汁酸に変換され、胆汁として体外へ排出されます。血液は水性なので、脂質であるコレステロールは直接溶解しません。そのため、薬剤で肝臓の取り込みを促進しない限り、自然に「溶解」させることは難しいです。
コレステロールは中性脂肪(トリグリセリド)と結びつくことが多く、トリグリセリドの数値はコレステロールと健康状態を評価する上で重要です。多くの薬はコレステロールだけでなくトリグリセリドも対象としています。
主な降コレステロール薬の種類
- フィブレート系(脂肪酸誘導体):血中トリグリセリドを減少させ、除去を促進します。例:トリコール(Tricor)。
- 胆汁酸結合薬(胆汁酸樹脂):胆汁酸の排泄を増やし、肝臓に胆汁酸合成を促すことで LDL コレステロールを低下させます。例:コレスチド(Colestid)。
生活習慣の改善でできること
医師が薬の投与を見送ると判断した場合でも、定期的な運動と飽和脂肪酸・トランス脂肪酸・コレステロールが多い食品の摂取制限でコレステロール値を下げることが可能です。
