オートミールはコレステロールを下げるのか?

概要

コレステロールはホルモン合成や細胞膜の維持、胆汁酸の生成などに不可欠な脂質ですが、LDL(低密度リポタンパク)とHDL(高密度リポタンパク)の2種類があります。LDLは「悪玉」コレステロールと呼ばれ、血管壁に蓄積して動脈硬化の原因となります。一方、HDLは「善玉」コレステロールで心臓病リスクを低減します。オートミールなどのオーツ製品は、LDLコレステロールを大幅に減少させる効果が報告されています。

研究結果

2009年にケンタッキー大学医学部が過去15年分の研究をレビューした結果、オートミールの摂取は総コレステロールとLDLコレステロールの低下と強く相関していることが明らかになりました。さらに、LDLが動脈壁にプラークを形成しにくくなることも示されています。研究者は「全粒穀物、特にオートミールはコレステロール改善に最も効果的な食品の一つ」と結論付けました。

オートミールの働き

オートミールに豊富に含まれる水溶性食物繊維は、腸内での余分なコレステロール吸収を抑制します。1日10gの水溶性食物繊維を摂取するだけで、血中総コレステロール、特にLDLコレステロールが顕著に低下し、薬に頼らず食事だけで管理できるケースもあります。

形態による違いはなし

速く調理できるインスタントオーツ、スチールカットオーツ、さらにはパンやマフィンに使用されたオーツでも、コレステロール低下効果に差は見られません。

食生活への取り入れ方

オートミールは安価で調理が簡単です。朝食に電子レンジで数分で作れるインスタントオーツを使うのが手軽です。スチールカットオーツは時間がかかりますが、クリーミーで風味豊かです。フルーツやベリーを加えると、食物繊維がさらに増え、効果が高まります。

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