精神病性うつの症状とは
精神病性うつの概要
精神病性うつは、重度のうつ状態に精神病的症状が伴う疾患で、過去に統合失調症などの精神病と診断されたことがない患者に見られます。DSM‑IVでうつ病の一つのサブタイプとして独立した診断項目となりました。
精神症状
精神症状は主に気分に一致した(ムード・コングルエント)妄想や幻覚が現れます。気分に一致しない精神症状は予後が悪くなる傾向があります。これらの症状は通常一過性です。
幻覚
精神病性うつにおける幻覚は主に聴覚性で、声や音が聞こえる形で現れます。視覚性の幻覚が出ることもありますが、アルコール離脱など他の原因による幻覚と区別する必要があります。
妄想
妄想は固定された誤った信念で、過度な罪悪感や自分ではコントロールできないことに対する責任感、達成不可能な自己期待からくる極度の無価値感として現れます。
大うつ病エピソードの診断基準
最低でも2週間以上、抑うつ気分または興味・快楽の減退が持続し、以下の症状が一定数併存する場合に診断されます。
うつ症状の例
- 体重の増減
- 睡眠障害(不眠または過眠)
- 精神運動性の興奮または遅滞
- 疲労感
- 集中力の低下
- 自殺念慮または自殺企図
