配偶者の死後に起こるうつ病と対処法

配偶者が亡くなった後、未亡人・未亡夫は喪失期間中に一定程度の抑うつを経験することが多いです。抑うつは正常な悲嘆の表れであることもありますが、重度で長期にわたる症状が現れた場合は、うつ病の可能性があります。配偶者の死後のうつ病は薬物療法や心理療法で治療可能です。

喪失期(Bereavement)

喪失期とは、親しい人や配偶者が亡くなった際に経験する悲しみの期間です。HealthyPlace.comによれば、否認、怒り、悲しみ、罪悪感などの感情が典型的です。喪失期の中で、一部の未亡人・未亡夫は抑うつ症状を示すことがあります。

うつ病(Depression)

Pakistan Journal of Medical Sciences Quarterlyの報告によれば、配偶者の死後にうつ状態が見られることは一般的ですが、多くは重度のうつ病(大うつ病)には至りません。大うつ病は、長期間にわたる深い悲しみや社会的引きこまりを特徴とする精神障害です。Medline Plusは、配偶者の死などのストレスフルな出来事が大うつ病の引き金になることがあると指摘しています。

主な症状

うつ病の症状は、通常の悲しみや機嫌の悪さを超えて顕著に現れます。具体的には、持続的な悲しみ、睡眠障害、食欲変化(体重増減)、自殺念慮・自殺行動、慢性的な痛み、友人や社会的活動からの撤退などがあります。

考慮すべき点

The American Journal of Psychiatryの研究では、配偶者の死後にうつ病が発生しやすいのは「若年の未亡人・未亡夫」や、既往歴に大うつ病がある人であると報告されています。

経過期間

配偶者の死後に現れるうつ症状の回復には長い時間がかかります。Pakistan Journal of Medical Sciences Quarterlyによれば、死後約1年続く抑うつ症状は、単なる悲嘆ではなくうつ病の兆候とみなされます。

治療法

配偶者の死後に起こるうつ病は、適切な治療により改善が期待できます。主な治療は抗うつ薬(特に選択的セロトニン再取り込み阻害薬:SSRI)や心理療法です。ProzacやZoloftなどのSSRIが一般的に使用されます。また、認知行動療法、精神分析、サポートグループへの参加などのカウンセリングも有効です。

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