消防士におけるうつ病のリスクと対策
消防士は日常的に心的外傷を伴う現場に立ち会うため、うつ病やPTSD(心的外傷後ストレス障害)のリスクが高くなります。本稿ではその実態と対策について概観します。
PTSDと共に現れるうつ症状
PTSDは感情的に衝撃的な出来事の後に起こりやすく、うつ症状を伴うことが多いです。
日常的に直面するトラウマ的現場
消防士や救急隊員は、殺人現場や家庭内暴力、残忍な事故など、一般人が避けたいと考えるようなシーンに頻繁に遭遇します。
消防士に特有の高い罹患率
米国では年間約9.5%が重度のうつを経験するとされていますが、ドイツの消防士を対象とした研究では、PTSDの罹患率が18.2%と報告され、うつを含む関連疾患が高頻度で見られました。
ストレスが増えるほどうつ病リスクも上昇
トラウマ性ストレスはうつ病の強力な予測因子です。
特定のリスク要因
勤務年数が長く、最近のトラウマ体験が多いほど、消防士はPTSDやうつ病になるリスクが高まります。
ピアカウンセリングの取り組み
ニューヨーク市の消防士ジミー・ブラウン氏は、消防士や警官がストレスやうつに対処できるよう、ピアカウンセリングプログラムを立ち上げています。
