自殺念慮のアクティブとパッシブ:見分け方と対処法
自殺念慮とは
自殺に関する思考は程度の幅があり、考えるだけで実行に移すかどうかの間には大きな差があります。精神保健の専門家は自殺念慮を「アクティブ」と「パッシブ」に分類し、それぞれに特徴があります。
パッシブな自殺念慮
車が故障したり、恋人と別れたり、仕事を失ったりと、ストレスの多い出来事が重なると「死んだら楽になるかもしれない」と一瞬思うことがあります。こうした一時的な願望は、実際に行動に移さないため「パッシブ」と呼ばれます。
アクティブな自殺念慮
自殺を具体的に計画し始めると、遺書を書いたり、持ち物を整理したり、実行方法を考えるなどの行動が見られます。これが「アクティブ」な自殺念慮です。
支援の方法
相手が自殺を具体的に計画していると告白した場合は、直ちに専門家に連絡し、評価が終わるまで一人にしないようにしてください。
パッシブな自殺念慮を抱えていると話した場合でも軽視せず、思考が一過性かうつ病の症状かを確認するために話を聞きましょう。うつ病は治療が必要な重大な病です。
接し方のポイント
自殺念慮を抱える人に対しては、無視したり怒ったり驚いたりせず、まずは共感と優しさを示しましょう。彼らは深い苦痛の中で「痛みを終わらせたい」と考えているだけで、命を絶つこと自体が目的ではありません。適切なサポートが痛みの軽減につながります。
