大人のうつ病と若年性うつ病の比較
概要
うつ病は大人も子どもも罹患しますが、子どものうつは診断が遅れがちです。症状は年齢にかかわらず似通っていますが、薬剤への反応が異なるため治療方針が変わります。
罹患率
- 大人の約2〜5%が生涯で大うつ病性障害と診断されます。
- 10代の子どもの約25%が同様の診断を受けます。
治療の違い
大人と子どもで最も大きな違いは薬への反応です。三環系抗うつ薬は大人には有効ですが、子どもでは効果が乏しいか副作用が出やすいことがあります。
診断のポイント
両者とも、持続的な悲しみや絶望感、身体的な痛み、睡眠・食欲の変化、時に自殺念慮が見られます。
誤解と実態
「子どもはうつにならない」という誤解がありますが、うつ病は年齢・性別・人種を問わず発症します。
警戒すべきサイン
子どもの警戒サイン:行動の急変、怒りや攻撃性、リスク行動、自己評価の低下、服装や外見の変化、睡眠パターンの変化。
大人の警戒サイン:無価値感や無力感、絶望感の発言、自殺についての言及、睡眠・食欲の変化、以前楽しんでいたことへの興味喪失、身体の痛み。
