精神病性うつ病の主な症状と治療法
入院患者の約25%が精神病性うつ病を抱えているとされています。甲状腺機能の異常や、特にストレスが大きい時期に分泌が増えるコルチゾールが過剰になることが主な原因と考えられ、遺伝的要因も関与します。精神病性うつ病は、深刻なうつ状態に加えて幻覚・妄想・非合理的な行動といった精神病症状が現れます。外見や身体に異常を感じたり、過度な怒りを示したり、昼寝で一日中ベッドに横たわり夜間に活動したりすることがあります。服装や入浴、身だしなみを疎かにするケースも見られます。
高コルチゾール血中濃度と精神病性うつ病の危険性
血中コルチゾール濃度が高いことは、精神病性うつ病の主要な要因の一つです。副腎から分泌されるステロイドホルモンであるコルチゾールは、朝方に最も高く、午後4時頃に低下します。精神的・肉体的なストレスが増すと、コルチゾールの分泌も上昇し、症状を悪化させます。
精神病性うつ病に伴う内面的感情
診断を受けた患者の多くは、幻覚や妄想が現実とは異なることを自覚していますが、恥ずかしさから症状を隠すことがあります。自己評価の低さが根底にあり、活動への無関心や気分の変動が頻繁に起こります。再発は双極性うつ病のリスクを高め、最悪の場合自殺念慮に至ることもあります。
精神病性うつ病の身体的症状
- 身体の不動感・不安感
- 便秘、睡眠障害(慢性的な不眠)
- 認知機能の低下、注意散漫
- 体重増減、価値のない感覚
- 統合失調症と誤診されやすい精神症状
精神病性うつ病の身体的治療法
症状が重度の場合は入院治療が推奨されます。抗うつ薬や抗精神病薬の投与が基本で、薬物療法が効果を示さない場合は電気痙攣療法(ECT)を行うことがあります。ECTは頭皮に電極を装着し、短時間の電流を流すことで発作を制御し、脳内の神経伝達物質の放出を促します。副作用として一時的な記憶障害が起こることがあります。
精神病性うつ病の心理的治療法
カウンセリングや心理療法も有効です。適切な薬物療法と併用すれば、多くの患者は1年以内に回復が期待できます。ただし、再発防止のために継続的なフォローアップが重要です。
