血糖値の恒常性と制御
グルコースは代謝に不可欠な分子で、細胞は適量のみを取り込む必要があります。そのため、血液中のグルコース濃度を調節することは人体の恒常性維持において重要です。
血糖値の正常範囲
健康な状態では、血糖値は70〜110 mg/dl(ミリグラム/デシリットル)の狭い範囲に保たれます。
血糖値の許容範囲
- 70 mg/dl 未満は低血糖(低血糖症)と呼ばれます。
- 食後に110 mg/dl を超えることはありますが、180 mg/dl を超えると高血糖(高血糖症)となります。
ホルモンによる調節
膵臓は血糖値の変動に応じて、インスリンとグルカゴンというホルモンを分泌します。
インスリン
血糖値が上昇すると、膵臓のβ細胞からインスリンが放出されます。インスリンは肝臓、筋肉、脂肪組織の細胞に作用し、余分なグルコースを取り込ませて血中濃度を下げます。
グルカゴン
血糖値が低下すると、膵臓のα細胞からグルカゴンが分泌されます。グルカゴンは肝臓や筋肉の細胞に蓄えてあるグルコースを血中に放出させ、血糖値を上昇させます。
