ポリープが原因の直腸出血の治療法
直腸からの出血は、大腸ポリープが原因であることがあります。ポリープは腸の粘膜にできる小さな隆起で、加齢や肥満、喫煙、食物繊維不足などがリスク要因です。ポリープは良性の場合もありますが、がん化する可能性もあるため、早期に除去することが重要です。
大腸内視鏡検査(コロノスコピー)
出血が疑われる場合は、まず医師に相談し、バリウム注腸やシグモイドスコピーなどの簡易検査を行います。必要に応じて、全大腸を観察できる大腸内視鏡検査を実施します。検査は鎮静剤を使用し、長いチューブ(コロノスコープ)を肛門から腸内に挿入して行います。
スナリングによるポリープ除去
コロノスコープに装着されたワイヤーループ(スネア)でポリープを切断し、同時に熱で止血します。これにより、ポリープを安全に取り除き、出血を最小限に抑えることができます。
粘膜切除術(EMR)
スネアが使いにくい場合は、ポリープの下層に生理食塩水を注入し、粘膜を膨らませてから切除します。これにより、ポリープが腸壁から離れ、容易に除去できます。
除去したポリープは病理検査に回し、良性か悪性かを判定します。結果に応じて、追加の治療や定期的な検査が指示されます。
外科手術による除去
内視鏡での除去が不可能な場合は、腹腔鏡手術でポリープを取り除きます。腹部に数か所の小さな切開を行い、専用器具でポリープがある腸の一部を切除し、残りの腸を再接合します。
腹腔鏡手術は開腹手術に比べて侵襲が少なく、回復も早いのが特徴です。ポリープを含む腸の病変部位を完全に除去することで、再発リスクを低減します。
