アスベストが目に与える影響

アスベストは自然界に存在する鉱物の一群で、建築資材として広く使用されてきました。その強度、耐熱性、低コストが利点ですが、発がん性が確認されており、健康リスクが高い物質です。アスベストは主に呼吸器系に影響を及ぼしますが、目にも侵入し、さまざまな症状を引き起こすことがあります。

アスベストが目に入る経路

  • アスベスト含有材料が作業中に乱され、繊維が空中に飛散すると、目に付着します。住宅のリフォームや建物の解体・改修作業、古い建築物の清掃作業などでリスクが高まります。安全対策として、保護メガネの着用が最も効果的です。

目表面に付着したアスベスト繊維

  • 目に入ったアスベストは、ほかの異物や粉塵と同様に刺激を与えます。シリケート系の繊維であるため、眼球表面に付着すると炎症を起こすことがあります。症状は、かゆみ、焼けるような痛み、違和感、赤み、光への過敏感、涙目などです。刺激の程度は、侵入した繊維の量や個人差によります。

目内部に埋め込まれたアスベスト繊維

  • 稀ではありますが、繊維が角膜や結膜にまで入り込み、組織内に留まるケースがあります。初期には症状がほとんど現れないこともありますが、放置すると慢性的な炎症や感染のリスクが高まります。目に何か異物を感じたら、たとえ違和感がなくてもすぐに清浄な流水や専用のアイウォッシュで洗浄してください。異物を自力で除去しようとせず、速やかに眼科医の診察を受けましょう。医師は必要に応じて抗生物質軟膏を処方し、感染防止と治癒促進を図ります。

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