痛風の診断と検査方法
痛風は、関節周囲の組織に尿酸結晶が沈着し、激しい痛みと腫れを引き起こす関節炎です。主に足の親指の関節に発症しますが、膝・足首・肘・手首にも現れます。
身体検査
- 医師はまず患部の関節を視診・触診し、腫れ・紅斑・硬直などの症状を確認します。また、家族歴や過去の痛風発作の有無も聴取します。
関節液検査
- 関節穿刺で採取した液体を顕微鏡で観察し、尿酸結晶の有無を確認します。併せてX線や血液検査で他の疾患を除外します。
尿酸測定
- 血清尿酸値を測定し、体内の尿酸濃度を評価します。高値は痛風のリスクを示しますが、症状がなくても正常値でも発作が起こり得ます。
診断
- 上記の検査結果と臨床所見を総合し、リウマチや細菌感染など類似症状の疾患を除外した上で痛風と診断します。
治療
- 急性発作時は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やコルヒチンで痛みと炎症を抑えます。NSAIDsが使用できない場合は、ステロイド剤が処方されます。
- 長期管理としては、尿酸降下薬(アロプリノールやフェブキソスタット)で血中尿酸をコントロールし、再発を予防します。
