本態性高血圧(一次性高血圧)の定義と対策
血圧とは
血圧は、心臓が送り出す血液の量と、血管がその血液に対して示す抵抗の大きさを表す指標です。血液量が多く、血管が狭いほど血圧は上昇します。
自覚症状
本態性高血圧は初期には症状がほとんど現れませんが、頭痛やめまい、鼻血といった軽い症状が出ることがあります。これらは血圧が極端に高くなったときに初めて現れることが多く、放置すると心筋梗塞や脳卒中といった重篤な合併症につながります。20歳以上の方は最低でも2年に1回は血圧を測定し、医師の指示がある場合はさらに頻繁にチェックしましょう。地域の健康フェアやドラッグストアに設置された測定機でも測定できますが、正確性には限界があります。
原因
本態性高血圧は特定の原因が見つからないことが特徴です。ただし、以下の要因がリスクを高めます。
- 加齢(高齢になるほどリスク上昇)
- 人種(黒人の方がリスクが高い)
- 家族歴(親族に高血圧がある)
- 過体重・肥満
- 運動不足
- 喫煙
- 食事の塩分過多や栄養バランスの偏り
- 過度の飲酒
- 慢性的なストレス
治療法
本態性高血圧と診断された場合、医師は生活習慣の改善をまず勧めます。具体的には食事の見直し、適度な運動、体重管理、禁煙、アルコール摂取の制限などです。血圧が一定以上に上昇している場合は、薬物療法も併用されます。投与される薬剤や組み合わせは、血圧の程度や併存症の有無によって個別に決定されます。
二次性高血圧
高血圧の約90~95%は本態性(一次性)ですが、5~10%は腎臓、心臓、内分泌系、血管の疾患などが原因で起こります。これを二次性高血圧と呼びます。一次性が徐々に進行するのに対し、二次性は症状が急に現れることが特徴です。原因疾患の治療が血圧管理の鍵となります。
