手根管手術後の回復エクササイズ
手根管症候群は、タイピングなどの反復作業により手と手首に痛みをもたらす症状です。手術で症状は改善しますが、術後は手首や手の筋力が低下しやすくなります。簡単なリハビリ体操を継続することで、筋力と可動域を回復させ、日常生活を快適に過ごすことができます。
指の屈曲運動
指の屈曲は、指の筋力と可動域を取り戻す基本のエクササイズです。以下の手順で行いましょう。
- 手のひらを上に向け、親指も含めて指をまっすぐ伸ばす。
- 各指を関節の根元でゆっくり曲げ、指先が手のひらに向くように90度を目安に曲げる。
- 曲げた状態を5〜10秒キープし、ゆっくり戻す。
- 指ごとに繰り返し、1日10回程度行う。
指の回転運動
指の回転は関節の回転可動域を広げます。親指から順に行います。
- 親指の付け根で小さく円を描くように回す。反時計回り5回、時計回り5回。
- 次に人差し指、中央指、薬指、小指の順に同様に回す。
- 拳を作り、薬指や小指を伸ばした状態でも同様に回転させる。
- 1日1〜2回、各指10回程度行う。
正中神経滑走運動
正中神経滑走運動は、手全体を使うやや負荷の高いエクササイズです。十分に筋力がついたら始めましょう。
- 手を握り拳を作り、指を伸ばしたまま7秒キープ。
- 手首をゆっくり後方に伸ばし、同時に親指を手のひらから離す。手のひらを上に向けて7秒キープ。
- 反対の手で親指をさらに外側に軽く引く。7秒キープ。
- 指を再び拳に戻し、7秒保持。
- 以上を5回繰り返し、1日最大5回まで行う。
