消化管内の食物を押し進める筋肉収縮波の名称は?
蠕動(ぜんどう)運動とは
食べ物や液体を消化管の中で前方へ移動させる筋肉収縮の波は「蠕動(peristalsis)」と呼ばれます。
蠕動の仕組み
蠕動は、消化管壁の環状筋(円形に管を囲む筋肉)が収縮し、同時に縦走筋(管の長さに沿って走る筋肉)が弛緩することで生じます。この収縮と弛緩が交互に起こり、波状の動きを作り出して食物を前に押し出します。
自律神経による制御
蠕動は食物や液体が消化管内に入ることで刺激され、自律神経系(意識的に制御できない神経系)によって調整されます。したがって、意識的な操作なしに自然に働きます。
部位ごとの速度
人間の大腸では蠕動は1秒間に1〜4センチメートルの速度で進行しますが、胃や小腸ではこれより速く動き、食物を効率的に消化管全体へと搬送します。
