睡眠中に唾液が垂れ落ちる理由と対処法
原因
人は起きているときよりも睡眠中の方が唾液の分泌は少ないですが、寝ている間は飲み込む回数が減ります。そのため、口内に唾液がたまり、最終的に口からこぼれます。
寝姿勢、歯の問題、服用している薬、外傷、いくつかの疾患が睡眠中のよだれの原因になります。特に横向きで顔を枕に向けて寝るとよだれが出やすくなります。口を開けて口呼吸をしている場合も同様です。神経系の障害や、歯ぎしり防止のナイトガードの使用も異常なよだれを引き起こすことがあります。
対策(自宅でできる対処法)
寝る姿勢を変えてみましょう。仰向けで寝ると唾液が喉にたまりやすく、自然に飲み込む反射が働きます。仰向け睡眠を促す特殊枕も市販されています。横向きで寝ると飲み込み反射が働きにくく、よだれが出やすくなります。日中の呼吸方法にも注意し、口呼吸になっていると感じたら口を閉じて鼻呼吸を心がけましょう。
合併症
睡眠中のよだれは、過度でない限り大きな健康問題ではありませんが、唾液に含まれる細菌が肺に吸い込まれると肺炎や呼吸器感染症を引き起こす恐れがあります。
医師の診察が必要なとき
身体検査で根本的な疾患が原因かどうかを確認します。外傷や虫刺され、服用中の薬がよだれの原因であることもあります。アレルギーや鼻の問題(鼻中隔弯曲など)が原因の場合は、耳鼻咽喉科(ENT)専門医が診断し、適切な治療を行います。鼻が詰まっていると口呼吸になり、よだれが増えることがあります。
鼻腔、副鼻腔、肺、耳の詳しい検査により、夜間の口呼吸の原因が分かります。また、睡眠時無呼吸症候群(いびきや呼吸停止が伴う)も診断でき、必要に応じて睡眠専門医を受診してください。
