松葉杖の正しい使い方と安全ポイント

立ち姿勢

松葉杖のトップは腋下から約2〜5cm下に来るように調整し、ハンドルは手首の高さに合わせます。握ったときに肘が軽く曲がる状態が理想です。杖の足は足の前方・左右約15cmの位置に置き、体重はハンドルで支えます。腋下で体重を支えると神経を傷める恐れがあるため、絶対に避けてください。

座る・立ち上がる

椅子に座るときは背中を椅子に向け、両杖を片手で持ってバランスを取ります。もう一方の手で座面や肘掛けを握り、ゆっくり体を下ろします。立ち上がる際は椅子の端に体を寄せ、両杖と椅子を支えにして健常側の脚で体を持ち上げます。

歩行

立った状態で、健常側の足に体重を乗せ、杖は足の前方・左右に少し離して置きます。負傷した足と杖を同時に前に出し、体を少し前傾させながら杖で体重を支えます。その後、健常側の足を前に踏み出し、同じ動作を繰り返します。最初は小さなステップでゆっくりと歩くことがポイントです。

階段の上り下り

手すりがある場合は、手すりを片手で握り、もう一方の腕の下に両杖を入れ、健常側の足から上ります。手すりがない、または不安なときは座位で行う方法が安全です。階段の底に向かって座り、片足ずつゆっくりと踏み台を上がる・下がるようにします。

安全対策

歩行時は、かかとが低く滑りにくい靴を選びましょう。自宅では通路を整理し、敷物は必要なくなるまで取り除きます。雨や雪で路面が濡れている場合は、杖の足先を拭いてから使用し、滑りやすい場所での転倒を防止してください。

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