腱炎緩和のための圧迫療法

スポーツ活動や急な激しい動き、加齢などが原因で腱炎(腱板炎)を発症することがあります。腱は筋肉と骨をつなぎ、身体の動きや柔軟性に不可欠な役割を果たします。ここでは、腱炎の痛みを和らげるための圧迫療法を中心に、代替治療法を紹介します。

腱炎とは

腱炎(tendonitis、tendinitis)は、過度の使用や負荷により腱に微細な裂傷が生じ、炎症と腫れを伴う状態です。腱はコラーゲン繊維が緊密に編まれた強靭な帯で、肩、膝、足首、手首、上腕二頭筋、ふくらはぎ、かかとの裏側などに分布しています。圧迫療法は、患部とその周囲の筋肉を適切に操作することで痛みを軽減します。

リフレクソロジー(ゾーンセラピー)

リフレクソロジーは、足・手・耳に全身の部位が対応しているという考えに基づき、特定のポイントを刺激してエネルギーの滞りを解消し、気(Qi)の流れを整える代替療法です。かかとの腱炎の場合、手の対応部位を圧迫します。エネルギーの流れが改善されるだけでなく、エンドルフィンという自然な鎮痛物質が放出され、痛みの緩和が期待できます。ただし、現時点で科学的根拠は十分に確立されていません。

指圧・鍼灸

指圧と鍼灸は中国医学に基づく代替治療法で、全身に点在する経絡と呼ばれるエネルギー経路にあるツボを刺激します。指圧は手や指、肘でツボに圧を加える方法で、鍼灸は経絡に沿って細い針を刺す方法です。指圧の効果はまだ実証されていませんが、鍼灸に関しては複数の研究が行われています。Cochraneのリハビリテーション分野のレビュー(2005年)では、結果が一致せず結論が出ていません。

横走り摩擦マッサージ(シリアックスマッサージ)

横走り摩擦マッサージは、スポーツ医学で用いられる手技で、筋肉や関節の損傷に伴う痛みを軽減します。短い横方向のストロークで腱に血流を促進し、瘢痕組織の形成を防ぎます。指先で短く掃くようにマッサージすることで、腱の可動性を保ち、正常な機能回復を助けます。

ストレイン・カウンターストレイン法

ストレイン・カウンターストレインは、筋肉や腱の痙攣・痛みを緩和するスポーツマッサージの一種です。反復動作や過度の負荷で生じた圧痛点に軽く圧をかけ、関節の可動域を正常に戻すことで、筋・腱・骨の協調を再調整します。自然な可動域が回復すれば、腱炎の痛みも軽減されます。

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