回旋腱板の手術が必要か、リハビリで対応できるかを判断する方法

回旋腱板は肩関節にある4つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)とそれらをつなぐ広い腱から構成されます。これらの筋肉は腕を上下に持ち上げたり、内外に回旋させる役割を担っています。年齢が上がるほど腱の変性が起こりやすく、スポーツや転倒による外傷ではなく、退行性変化が主な原因で回旋腱板を損傷するケースが多いです。

回旋腱板損傷の判断ポイント

  1. まずは医師の診断を受けましょう。肩インピンジメント症候群と回旋腱板断裂は症状が似ているため、正確な診断には関節造影やMRIが必要です。重度の断裂は手術が推奨されます。必要に応じてセカンドオピニオンを取得してください。

  2. 自分の最終目標を明確にします。痛みが強く、肩の筋力回復が二次的であれば、リハビリテーションでの治療を選択することがあります。米国整形外科医会の情報によれば、痛みが主訴で筋力低下があまり問題でない場合、非手術的治療が推奨されることがあります。

  3. 手術のメリット・デメリットを比較検討します。全身麻酔を受けられるか、手術後のリハビリに必要な時間と費用を確保できるか、再手術の可能性があるかなどを考慮してください。ワシントン大学医学部の資料では、手術は腱組織そのものの質を改善できないため、質の低い組織の修復は再断裂のリスクが高いと指摘されています。

  4. 以下の条件が揃っている場合は手術を検討します。怪我から1か月以内に手術が受けられる、リハビリで改善が見られない、全身状態が良好で機能回復が必要、手術後のリハビリに積極的に取り組む意思がある、などです。

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