腱症(テンドノーシス)の定義と治療法

テンドノーシスは、腱が損傷後に十分に回復できず、徐々に変性していく慢性疾患です。主に中高年に多く見られますが、激しい運動や職場での反復作業を行う若年層でも発症します。

テンドノーシスの進行メカニズム

  • 繰り返しの微小外傷や急性損傷が腱の変性を引き起こす。
  • 回復時間が不十分で、コラーゲンの異常リモデリングと弾性低下が進行する。
  • リスク要因は、加齢、過度の使用、職業的・スポーツ的負荷など。

テンドノーシスの主な症状

  • 動作や荷重で悪化する部位限定の痛み。
  • 腱付着部のこわばり、腫れ、圧痛性のしこり。
  • 赤み・温感・締め付け感が伴うこともある。

主な治療オプション

  • ニードリング療法(経皮的腱リリース)
    針を腱に刺入し微小損傷を作り、血流と治癒反応を促進する。
  • 自己血注射
    患者自身の血液を少量採取し、成長因子を含む血液を腱に注入して組織再生を支援する。
  • 血小板濃縮血漿(PRP)注射
    血液から血小板を分離・濃縮し、治癒因子を高濃度で腱に投与する。

すべての手技は無菌環境下で資格を有する専門医が実施し、臨床研究に基づく効果が報告されています。

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