バチトラシンの歴史と利用

市販薬局やスーパーマーケットの薬局では、処方箋が必要なものから一般用医薬品まで、さまざまな抗生物質が販売されています。抗生物質は感染を引き起こす細菌を殺すことで働きます。多くは国内の研究所で発見・設計・開発されています。その一つがバチトラシンです。

起源

バチトラシンは1945年に最初に発見されました。土壌に広く存在するBacillus subtilis var. Tracy株が、足の骨(脛骨)の重度骨折を負った患者「トレーシー I」の体内から採取されました。この菌株から抗菌剤が作られ、患者の名前にちなんで「バチトラシン」と名付けられました。

FDA承認

現在、米国食品医薬品局(FDA)はバチトラシンの使用を鶏と七面鳥に限定して承認しています。にもかかわらず、人用の医薬品にも多く含まれています。

製剤形態

バチトラシンは、亜鉛塩、軟膏、注射液の形で提供されます。注射としての使用はまれで、他の抗生物質の方が効果的とされています。経口投与は効果が低いため、主に外用軟膏として使用されます。

一般用医薬品としての利用

外用軟膏として使用する際は、他の抗菌成分と組み合わせられることが多いです。代表的な製品として、感染症ややけど、切り傷などの皮膚トラブルに用いられる有名ブランド「ネオスポリン」の主要成分の一つです。

処方薬としての利用

バチトラシン単独の製剤は、表在性の眼感染症の治療に限られ、眼科医の処方が必要です。この形態も外用軟膏で提供されます。

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