手術後の糖尿病患者向け食事ガイド

液体食

手術前後に医師が指示することが多いのが、透明な液体だけを摂る「クリア液体食」です。糖尿病の方は血糖値が急上昇しないよう、特に注意が必要です。鶏や牛のブイヨンで作った透明なスープや水は問題ありませんが、果汁は糖質とカロリーが高いため控えめにしましょう。医師の許可があれば、無糖の紅茶・コーヒーや無糖の炭酸飲料(例:ゼロカロリーの7‑UpやSprite)も飲めます。無糖のゼリーやアイスキャンディーもOKです。

クリア液体食の次の段階として、牛乳やスムージーなど、もう少し栄養価の高い液体を取り入れることがあります。ただし、フルーツをそのままミキサーにかけたスムージーは血糖値を急上昇させる恐れがあるため注意が必要です。血糖コントロールをサポートする「Glucerna」などの医療用飲料を活用すると、必要な栄養素を補いやすくなります。

柔らかい食事

手術後は消化に負担がかからないよう、柔らかい食べ物が推奨されます。しかし、クラッカーやマッシュポテト、麺類などの単純炭水化物は血糖値を上げやすく、糖尿病の方には不向きです。代わりに、血糖指数(GI)が低い食材を選びましょう。例えば、マッシュポテトの代わりに茹でた野菜をマッシュしたものや、具材(肉、トマト、野菜など)をすべてブレンダーで撹拌した自家製のスープが適しています。

その他のポイント

  • 手術後は少量ずつ食べ、体の反応を確認しながら食事を進めます。
  • 血糖値を安定させるため、2〜3時間ごとに小分けの食事を心がけ、食後2時間の血糖値が135〜140 mg/dL以下になるよう管理します。
  • インスリン投与量や頻度の調整が必要かどうか、担当医と相談してください。
  • 回復が順調であれば、徐々に食事量を増やし、通常の糖尿病食に戻す時期を医師に確認しましょう。

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