生乳の専門家が語る健康効果と法的課題
生乳の消費は多くの議論を呼んでいます。米国では多くの州で人間の飲用が違法とされ、動物飼料用や乳牛のシェア購入のみが許可されている場合があります。そのため、スーパーでの購入よりも入手が難しいですが、支持者は健康効果が不便さを上回ると主張しています。
抗生物質
自然放牧で草を食べる健康な牛は、抗生物質を常用しません。そのため、抗生物質が残留した商業用ミルクと比べ、生乳は抗生物質フリーです。抗生物質残留は人間の抗生物質耐性を高める恐れがあると指摘されています。
成長ホルモン
生乳には遺伝子組み換え牛成長ホルモン(rBGH)は含まれていません。商業ミルクに含まれるrBGHは、アレルギーや自閉症、消化不良などのリスクと関連付けられ、子どもの成長速度や思春期の早期発現にも影響するとされています。多くの国でrBGHは使用禁止となっており、米国でも消費者の声により徐々に使用が減少しています。
有用菌
生乳には消化酵素や有用菌がそのまま残っています。ヨーグルトのように生きた乳酸菌が腸内環境を整え、消化を助けます。一方、殺菌処理されたミルクは有害菌は除去されますが、同時に有益な菌も失われます。
脂肪酸(CLA)
生乳は共役リノール酸(CLA)の優れた供給源です。草食牛の乳は穀物飼育の牛に比べてCLAが多く含まれ、がんリスク低減、LDLコレステロール低下、HDLコレステロール上昇、腹部脂肪燃焼促進などの効果が報告されています。サプリメントでも摂取可能ですが、食事から摂るのが最も自然です。
