オーストラリアの食事ガイドライン:ダイエットに役立つポイント
オーストラリア政府は、成人・子ども・乳児向けに栄養指針を策定しています。国立保健医療研究評議会が作成した「食事ガイドライン」は、オーストラリア人の健康増進と、食事に起因する予防可能な死亡や疾病の削減を目的としています。推奨される食事量と質を守ることで、必要な栄養を満たし、健康リスクを低減できます。
キロジュール(エネルギー)
オーストラリアでは食品のエネルギーをキロジュール(kJ)で表します。1 kJは約239カロリーに相当します。Nutrition Australiaによると、年齢と性別別の1日の平均必要量は以下の通りです。
- 12〜15歳:男性10,500 kJ、女性9,000 kJ
- 16〜18歳:男性12,500 kJ、女性9,500 kJ
- 成人(60歳未満):男性11,000 kJ、女性9,000 kJ
- 60歳以上:男性9,000 kJ、女性8,250 kJ
成人向けガイドライン
オーストラリアの成人は、以下のようなバランスの取れた食事を推奨されています。
- 赤身肉、魚、鶏肉などのタンパク源
- 低脂肪の牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品(可能なら低脂肪)
- 野菜、豆類、果物
- 全粒粉のパン、米、パスタ、麺類
- 1日6〜8杯の水分摂取(約1.5〜2リットル)
飽和脂肪酸と総脂肪の摂取を抑え、アルコールは適量に留め、塩分と糖分(特に加糖)は控えめにすることが推奨されています。
子ども・青年・乳児向けガイドライン
乳児期は母乳育児が強く推奨され、出生後6か月までの完全母乳育児が最も効果的です。6か月以降は、母乳に加えて適切な離乳食を導入し、1歳まで母乳を続けることが望まれます。
子どもの食事は成人と基本的に同様ですが、以下の点が異なります。
- 2歳未満の子どもには低脂肪乳は適さず、エネルギーが必要です。2歳以上では低脂肪乳が推奨されます。
- 乳児には低脂肪食は不要です。
- 子どもはアルコールを摂取すべきではありません。
- 小児は1日4〜5杯の水分(約1〜1.2リットル)を目安にします。
ヘルシーリビングピラミッド
ヘルシーリビングピラミッド(HLP)は、食事のバランスと比率を示す指標です。
- 底層:野菜、果物、ナッツ、乾燥豆類、全粒粉のパン・シリアル。1日のエネルギーの大部分をここから摂取します。
- 中層:魚、赤身肉、卵、皮なし鶏肉、乳製品。適量(肉・魚・卵は1食分、乳製品は1日3食分)を目安に。
- 上層:砂糖と脂肪。できるだけ控えめに。
プレートの構成は、底層の食材が主で約⅔、次に中層が約⅓、上層はごく少量というイメージです。具体的な1食分の量は、政府の食事ガイドライン冊子で確認できます。
