糖尿病性神経障害患者の食事と生活指針
糖尿病性神経障害患者の食事指針
糖尿病に伴う神経障害(神経障害)は、血糖管理と生活習慣が鍵です。以下では、食事・運動・足のケアについて具体的なポイントをまとめました。
1. バランスの取れた食事
- カロリーは個人の活動レベルに合わせて調整し、血糖コントロールを最優先に。
- 食物繊維が豊富な食品を選び、1日あたり果物を2食分、野菜を2.5食分摂取する。
- 肉は脂肪分の少ない部位を選び、過剰な摂取は控える。
- 加工食品は糖分をチェック。加糖が少ない、または無添加の食品・飲料を選ぶ。
- アルコールは女性は1杯、男性は2杯までに抑える。
- 喫煙は末梢神経障害、特に足の潰瘍リスクを高めます。禁煙を強く推奨。
- 全粒穀物を中心にし、加工された白米や白パンは控えめに。1日の穀物摂取の半分以上は全粒を目安とする。
- 塩分(ナトリウム)も制限。調味料だけでなく、加工食品の表示を確認し、過剰摂取を避ける。
2. 痛みや消化器症状への対応
- 末梢神経障害で手足に痛みが出た場合、OTCの鎮痛剤で対処し、症状が強いときは医師に相談して処方薬や抗うつ薬の使用を検討。
- 消化管の神経障害がある場合は、少量頻回食を心がけ、脂肪と食物繊維の摂取を控えめにする。必要に応じて制吐薬や消化促進薬を医師から処方してもらう。
- 消化不良は血糖変動を招くため、血糖管理が難しくなる点に注意。
3. 運動と足のケア
- 運動は血糖コントロールと神経機能の維持に重要。成人は1日30分、子どもは1時間程度の有酸素運動を目安に。
- 足に神経障害があると、外傷や潰瘍が起きやすい。シームレス(縫い目のない)靴下と、足に合った靴を選び、毎日足をチェックして傷や赤みがないか確認する。
以上のポイントを日常に取り入れることで、糖尿病性神経障害の進行抑制と生活の質向上が期待できます。
