小麦胚芽油とは?特徴と健康効果

小麦胚芽油は、小麦の胚芽から抽出された植物油で、健康食品や飼料として利用されています。抽出後は濾過・脱ゴム・漂白・脱臭の工程を経て販売されます。

油分含有量

小麦胚芽油は、体内で合成できず食事で摂取しなければならない必須多価不飽和脂肪酸であるα-リノレン酸とリノール酸を豊富に含みます。α-リノレン酸はコレステロールを低下させ、心疾患リスクを減少させます。リノール酸はプロスタグランジンホルモンの前駆体で、炎症を抑える働きがあります。

注意点

小麦胚芽油に含まれる多価不飽和脂肪酸は酸化しやすく、密閉容器で冷蔵保存し光を遮断しなければ、数日で酸化し腐敗します。飽和脂肪酸(バター)や一価不飽和脂肪酸(オリーブ油)は室温でも安定で、酸化が遅いです。

栄養価

小麦胚芽油は野菜油の中で最もビタミンEが多く、1kgあたり約2500 mg含有します。成人のビタミンE推奨摂取量は15 mgです。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、活性酸素から細胞を守ります。また、胚芽中のビタミンEは種子が休眠中に酸化を防ぎ、保存性を高めます。

小麦粉への影響

米国食品医薬品局(FDA)は「全粒小麦」製品は胚芽・ふすま・胚乳の比率が種子と同じであることを義務付けています。胚芽に含まれる油分が全粒小麦製品にナッツのような風味と高いビタミン・ミネラルを与えます。全粒小麦粉は密閉し冷蔵すれば保存期間は6か月から1年です。一方、漂白・強化された白粉は常温で約8か月、冷蔵で1年保存可能です。

オーガニック油

未精製のオーガニック小麦胚芽油は濃い茶色で、小麦粒の香りと味がします。冷間圧搾で直ちに冷蔵しないと、流通時に酸化しやすくなります。光と空気を遮断し冷蔵保存すれば、保存期間は最大2か月です。

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