トリグリセリドの役割と重要性
構成
トリグリセリドという名前は化学組成に由来します。脂肪酸が3分子(tri)とグリセロールが1分子結合しています。脂質は水に溶けないため、体内に取り込む前にまず分解されます。腸壁で吸収された後、脂質は再合成され、コレステロールと混ざり、タンパク質層で包まれた微小な粒子(キロミクロン)となります。このキロミクロンが血流に入ると、サイズが小さくなったものは安全に体内へ取り込まれますが、大きなものが血管壁に付着すると、厚みと硬化を招き、心臓病の原因となります。
機能1 – エネルギー供給
すべての脂肪は高エネルギー源ですが、炭水化物に比べてエネルギーへの変換が難しいため、体は第二の選択肢として利用します。脂肪が分解されてエネルギーになる際、カロリーの約半分しか即座に使用されません。余ったエネルギーはトリグリセリドとして体内の脂肪組織に蓄えられ、必要に応じて利用されます。
機能2 – 断熱と保護
皮膚の下にある脂肪層は体温の急激な変化から守ります。また、内臓を取り巻く脂肪は機械的外傷からのクッションとして働きます。
機能3 – 栄養吸収
ビタミンA・D・E・Kは脂溶性ビタミンで、脂質がなければ吸収されません。これらはキロミクロンによって血管内へ運ばれ、脂肪組織に貯蔵されます。食事中の脂肪が不足したり、脂肪吸収に障害があると、これらのビタミン欠乏が起こります。つまり、トリグリセリドは適切な栄養状態を支える重要な役割を果たします。
良いか悪いか
適量であればトリグリセリドは健康に必要ですが、過剰になると疾患のリスクを高めます。バランスの取れた食事、適正体重、定期的な運動が、トリグリセリドの適正レベルを保つ鍵です。
